unknown

フィクションであれ

20220829

昨日はバイトの日だった。4時間だけ。私のバイトしてるパン屋さんにはイートインスペースがあり、フードの注文も可能なのでお皿とかマグの返却口がある。その返却口は、フードコートの丸亀製麺とかケンタッキーとかすき家みたいに中のキッチンとの窓口になってる形で、その下にはゴミ箱があって、それはもろゴミ箱が見えるみたいにならないように棚みたいなものの中にゴミ箱が入ってる形で、その上は台にもなってる。お客様のなかにはその台の上にお皿やマグが乗っているトレーごとおいていくお客様も多いし、なんならゴミを捨ててくれないお客様も多い。お年を召された方が多かったりちいちゃい子を連れた家族連れも多いから仕方ないと思ってる。でも、忙しいときに見つけてしまうと正直、内心「ああ」とため息ついてる。ゴミ箱の上に置かれてしまうとキッチンの人は届かないから、食器類が回らなくなる。最近私は生理前期間なのでメンタルも体調も終わってて、いつもより「ああ」の気持ちが大きかったけど、誰かがやらなきないけないから。そしたら隣にいつかに告白してくれて、私の思いを尊重してくれちゃった男の子が立ってて、「おつかれさま、これおみやげ」って結構でかめのクリスピークリームドーナツの箱と、これ生理の時にいいんだよってお水に黒糖混ぜた飲み物を渡してくれて、これから日本のお母さん(彼は中国からの留学生)と前にお世話になったバイト先に行くと言ってうちの有名なパンと私の好きなオムレツのサンドイッチ買ってってくれた。クリスピークリームドーナツは、一緒に飲んだ時、生理で体調が終わりすぎて2杯で解散した日、食べたくなって行ったけど遅くて閉まってたドーナツ屋さんがクリスピークリームドーナツであったことを覚えててくれたんだと思う。来てくれた時、ドーナツを渡してくれた時、嬉しいをうまく表現できなかった。それをすごく後悔して、トイレ行ってきますって言ってすぐにLINEした。私は感情が大きいくせに幅は狭いのか。そうだ!ゲイにカミングアウトで太田さんも感情が大きい、それと一緒に過ごす強さみたいなものもあると言っていて、私もそれ考えたことあります!と思った。私は、彼といると申し訳なさと今あなたを愛せないことと、私は好きな人と一緒にいることに対して苦手意識が芽生えていることを思う。そしてそれはつい数ヶ月前まで付き合っていた彼への申し訳なさと自罰意識であるとも思う。まだ、消化できていない。まだ彼が好きとかもう好きじゃないとか以前の問題としてそれがあるから、難しい。

 

最近、父方の祖父の認知症が進み、二人で住んでいる祖母もいよいよ辛そうだ。うちの父家族もいろんな問題を抱えていて、詳しくは書かないが、やっと、少しだけ、事務的に、進んだ。でも、私にとっては立ち居振る舞いを求められるシチュエーションも多く、私の母もまだ彼女の親、私の母方の祖父母の死を完全に乗り越えたわけでもない中、私たち家族にも問題が多く、そして私は今は生理期間でいつもより不安定で自分を戻すまでに時間がかかるし、それよりなにより、夏が終わってしまったみたいだ。

 

もっとしょうもないことに絶望したい。どうせどうにかなるとか、そういう希望に甘えて弱音を吐きたい。救いがないのがどうしようもない。

 

彼と別れてからというわけではなく、彼と別れたことを機に、自分のどうしようもなさを強く自覚した。そのどうしようもなさというのは、自分の未消化の問題の多さのこと。私の問題は中学の時からの父との関係と、小学生のころからの学校での立場の不安定さとその環境のストレスフルさだと私は考えてる。まあ、それが主要な要因でなくとも一端ではあるはずです。と、カウンセラーさんには伝えた。自己を把握することについて、自分を見る時でもバイアスがかかると知ってしまうと、なにをも暫定でしかないのがもどかしい。わかんないとか、確定じゃないって、いろんな感情を誘発させる。私は不安定な人間で、しかも不器用ときたものだから、今なんて顕著に人を大切にできてない。あなたのことです、本当にごめんなさい。そしてできなかった彼にも。

 

いつだって自責や自罰は簡単にできてしまうし、それでも進まなければいけないし、夏が終われば、大学が始まればそれよりしなければいけないことの方が多くなるのだろうが、それでも残り続けるものや人たちが私を楽にしてくれると同時に私が傷つけてしまうかもしれないものであって、もうどうしようもない。もう、どうしようもないと、生理期間だから思うのだと願って、今、書いています。