unknown

フィクションであれ

202221002#2

昨日ロゼに「この曲のたたみかけが堪らないんだよ」と言われた曲を、最大音量にして風呂に入りながら聴いた。泣いた。Billie EilishのシングルGuitar Songsの中のThe 30th
四条で3時までやってるバーで3時まで飲んだ。そこのオーナーさんっぽい人、ショウタさんだったはず、ショウタさんは赤い服を着てなくて顔の違うマヒトゥ・ザ・ピーポー。職業柄なのか、もともとそういう人なのか、笑わなきゃ顔にあまり感情がでない人で、声色も変わらないのでこの人がどんな人か気になった。でも、私のような人はこの世に何人もいるわけではないので、これだけはという気持ちでアーティストを勧めてくれとお願いしたら、Oasis銀杏BOYZとCigarettes after Sexが返ってきた。この3つを答える人にはいろんなタイプの人がいるだろうが、まだひとつに絞れるほどの情報量がないのが悔しかった。そして全部知ってるし聴いてる人だった。
とにかく、久しぶりにcigarettes after sexを聴いたのだということが言いたかった。すごくメロウな曲を歌うバンド。中学生の時の私が聴けは退屈な音だと思ったかもしれない。
昨日の朝帰りは虚しくなかった。鴨川の河原で食べたすき家の牛丼もおいしかった。人に川が流れるのを見てるのがいいと言われて、私も水面に光が反射しているのを見るのが好きだから日中に川を見るのが好きだと返したけど、夜の人工の光が川に反射しているのも、それはそれでよかった、なにより、ぬらぬら動いているものは酔って眠い人間の頭には心地いいらしい。
昨日話しかけてきた人、日本人では確実にないんだけど、拙く、ローマ字で日本語を送ってくる「isu au?」。私はあんたに私が私であることの価値を享受させてはやらないよ。
バーで名乗ってくれたお兄さんの名前はもう一文字も思い出せない。もうどうにも特徴のない人なんだけど、顔と話し方は覚えてる。酔えてないのか緊張してるのかすごく焦った話し方をする割に目はすごく見る人で、最後ずっと居心地が悪そうだったあのお兄さん。